鹿児島湾奥部に位置する重富干潟の地形特性

書誌事項

タイトル別名
  • TOPOGRAPHICAL CHARACTERISTICS OF THE SHIGETOMI-HIGATA TIDAL FLATS IN THE NORTHERN PART OF KAGOSHIMA BAY

説明

鹿児島湾の北部に位置する湾奥部海域は2012年3月16日に「霧島錦江湾国立公園」に指定された.同時に海域公園地区として国立公園内に指定された重富干潟は,鹿児島湾の浄化に欠かせない重要な干潟である.過去には多くのアサリが採れるなど資源豊かな干潟であったが,近年はアサリ生育不良のため,潮干狩りが禁漁されている.このような干潟生態系を形成する底生動物群集の変移を解明するためは,地形や底質環境といった物理的環境を把握することは極めて重要であるが,同干潟の底質や地形に関する知見は少ない.そこで,本研究では同干潟を対象に2009年から2012年の4年間に亘って底質と地形に関する現地調査を行った.加えて,同干潟を含む流域の雨量解析や干潟に作用する波浪の推算等を行い,干潟の物理的な環境特性を表す地形変化や底質分布について考察した.

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