植物成長調整剤を用いた堤防植生管理手法による維持管理コスト縮減対策について

  • 大澤 寛之
    渡良瀬川堤防管理技術検討会事務局 (公財)河川財団河川総合研究所
  • 山田 政雄
    渡良瀬川堤防管理技術検討会事務局 (公財)河川財団河川総合研究所
  • 塩見 真矢
    渡良瀬川堤防管理技術検討会事務局 (公財)河川財団河川総合研究所
  • 簗瀬 範彦
    足利工業大学 工学部 創生工学科 建築・社会基盤学系

書誌事項

タイトル別名
  • COST REDUCTION EFFECTS YIELDED BY EMPLOYING THE TECHNIQUE FOR CONTROLLING EMBANKMENT VEGETATION WITH THE PLANT GROWTH REGULATORS
  • ショクブツ セイチョウ チョウセイザイ オ モチイタ テイボウショクセイ カンリ シュホウ ニ ヨル イジ カンリ コスト シュクゲン タイサク ニ ツイテ

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説明

本報告は,公共事業費縮減の流れの中で河川管理におけるコスト縮減対策として,近年の農薬取締法改正により使用が認められた安全で効果のある植物成長調整剤を用いた堤防植生管理手法による維持管理について検討したものである.具体的には近年,現場において発生している外来植物の侵入・繁茂等の影響による河川巡視・堤防点検への支障や堤防機能の弱体化の問題を解決することを目的としている.検討結果として本報告で提案する堤防植生管理手法は,渡良瀬川河川事務所管内の河川堤防に適用した場合,堤防管理の問題に対する改善効果が検証されたこと,現状の維持管理コストに比べ約30%程度のコスト縮減が見込めること,環境面への安全性も確認できることから,今後の河川堤防における堤防植生管理手法として適用が十分可能であるものと考える.

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