個人の類型からみる他地域援助の実態とその意向

書誌事項

タイトル別名
  • CURRENT STATUS AND TRENDS OF INTER-REGIONAL CIVIC ASSISTANCE BY CATEGORIZATION OF INDIVIDUALS
  • コジン ノ ルイケイ カラ ミル タ チイキ エンジョ ノ ジッタイ ト ソノ イコウ

この論文をさがす

抄録

2011年に発生した東日本大震災によって,市民レベルでの他地域援助が今までにないスケールで顕在化し,今後の震災復興や地域間援助における他地域援助の重要性が認知されるようになった.本研究では,東日本大震災をケーススタディーとし,他地域援助と関係があると思われる,個人の日常生活における地域活動への取り組みや,地域・国土愛着,助け合いや自立性の意識,友人関係等の指標から個人を類型化することにより特徴を捉え,そのグループと実際に行われた他地域援助との関係性を明らかにした.結果,7種類のグループが設定され,グループ間での他地域援助に関する違いを明らかにし,空間的距離の他に,活動的であるか,地域・国土への愛着や日常的な地域活動参加との関連がみられる層が,より他地域援助を行っていることが明らかとなった.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ