「小さな拠点」が有する多義性と「コンパクト+ネットワーク」政策がもたらすパラドクス
書誌事項
- タイトル別名
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- PARADOX BROUGHT FROM VARIOUS MEANINGS OF “COMPACT VILLAGES” AND “COMPACT PLUS NETWORK” POLICY
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説明
国土計画における「コンパクト+ネットワーク」政策の下,非都市部における生活の持続可能性を担保するために始まった小さな拠点形成に対し,選定の統一的基準は政府から未だ示されていない.本研究は客観的な小さな拠点選定を可能とするため,その選定手法を提案した上で,小さな拠点選定の試行を行った.その結果,選定基準に施設立地等「モノ」に加え住民活動等「コト」を採用する可能性を示した上で,選定基準の違いが小さな拠点選定結果を変化させ施設立地や機能の面で多義性を生じさせることを明らかにした.特に「交通ネットワーク」に着目するとその改善が全ての小さな拠点に福音をもたらすのではなくむしろ選別が進むという,「コンパクト+ネットワーク」政策上のパラドクスの存在可能性を指摘した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集D3(土木計画学)
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土木学会論文集D3(土木計画学) 73 (5), I_389-I_398, 2017
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680332270976
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- NII論文ID
- 120007128407
- 130006286613
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- NII書誌ID
- AA12557874
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- ISSN
- 21856540
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- HANDLE
- 2241/00154590
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可