トンネル壁面画像展開図作成における画像間の画素値差分布の勾配を利用した画像結合位置探索手法に関する研究

DOI Web Site オープンアクセス
  • 河村 圭
    山口大学大学院 創成科学研究科電気電子情報系専攻
  • 吉崎 晶俊
    山口大学大学院 創成科学研究科電気電子情報系専攻
  • KIM Cuong Nguyen
    山口大学大学院 理工学研究科環境共生系専攻
  • 塩崎 正人
    三井住友建設株式会社 技術本部 建設情報技術部
  • 中村 秀明
    山口大学大学院 創成科学研究科電気電子情報系専攻

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY OF PANORAMIC IMAGES GENERATION FOR TUNNEL LINING INSPECTION USING THE GRADIENT OF INTENSITY DIFFERENCE DISTRIBUTION BETWEEN TWO IMAGES

説明

トンネルの定期点検は,5年に1回の頻度で実施することが基本とされたことから,点検業務の効率化が期待されている.このような背景から,著者らは,デジタルビデオカメラを用いた車載型撮影装置によりトンネル壁面を撮影した動画を作成し,トンネル壁面の連続画像を結合することでトンネル壁面画像展開図を作成する撮影画像結合ソフトの開発を進めている.しかし,著者らの既存研究における前後画像間の結合位置探索手法では,結合精度が不十分である場合や,結合精度を向上させるためには車両速度の情報が必要であった.このため,本研究の目的は,車両速度の情報を必要としないトンネル壁面画像の結合位置探索手法の提案である.具体的には,前後画像間の重なり領域の画素値差分布の勾配変化量を類似度指標として用いた結合位置探索手法を新たに提案し,その有効性を検証した.

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