港湾BCPにおける効果的かつ実効性あるタイムラインの作成に向けた考察

書誌事項

タイトル別名
  • IMPROVEMENT OF EFFECTIVITY AND WORKABILITY OF TIMELINE FOR PORT LOGISTICS BUSINESS CONTINUITY PLAN

抄録

東日本大震災以降,全国の港湾管理者が港湾BCPの策定を進めている.本研究では,愛知県が策定した三河港BCPおよび衣浦港BCPを事例とし,タイムラインに焦点を当てて,その問題点を明らかにするとともに,仮想的にシナリオを変えた場合のタイムラインの変化について分析することで,より効果的かつ実効性のあるタイムラインの作成に向けて考慮すべき事項を明らかにした.結論として,機能停止に伴う背後経済への影響度合を踏まえ該当港湾が早期に復旧すべき機能を考慮した上で,タイムラインに重要施設・設備を明示することが必要であること,様々なシナリオを想定した場合もタイムラインの内容を大きく変更する必要はないものの,人員・資機材の適正な数量の確保が実効性につながるポイントであることが明らかになった.

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