建物のエネルギー消費の改善のためのデータマイニング手法と知識システム

  • 矢吹 信喜
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 塚本 祥太
    元・大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 中山 一希
    大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 福田 知弘
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 道川 隆士
    大阪大学 環境イノベーションデザインセンター

書誌事項

タイトル別名
  • DATA MINING AND KNOWLEDGE SYSTEM FOR IMPROVING ENERGY CONSUMPTION OF BUILDINGS

抄録

近年,ビルや家庭に大量のセンサが環境中に設置されるようになりつつある.大量のセンサにより得られたデータを有効活用する手段としてデータマイニングがある.センサデータを用いたデータマイニングにおいては,センサデータ単体からのデータマイニングでは有用な知識の発見は難しく,センサの周辺情報などのコンテクスト情報を加味したデータマイニング手法が有効である.本研究では,コンテクストを活用し大量のデータから有用な知識を発見するためにコンテクストを用いたデータマイニング手法を開発し,さらにビルの省エネルギーに関する知識モデルを開発し,コンテクストを表現するオブジェクトモデルと知識を表現する知識モデルをそれぞれセンサデータモデルと統合した.さらに,統合化したモデルを用いてプロダクションシステムを作成し,建物の省エネルギーに関する知識データを作成した.さらに大阪大学において検証実験を行った.観測データ及び知識データは統合データモデルに従って保存し,データを用いて開発したシステムの検証を行った結果,データの知的処理を実行し,適切な知識が発見できることを確認した.

収録刊行物

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参考文献 (3)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680332414464
  • NII論文ID
    130005064266
  • DOI
    10.2208/jscejcei.70.i_26
  • ISSN
    21856591
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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