都市景観検討のための複雑な建物BIMデータからの3Dモデル生成

  • 矢吹 信喜
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 李 世一
    元大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 福田 知弘
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 道川 隆士
    大阪大学 環境イノベーションデザインセンター

書誌事項

タイトル別名
  • A METHOD FOR COMPUTING SIMPLIFIED 3D MODELS FROM BIM DATA FOR URBAN PLANNING

抄録

本論文では,都市景観検討を目的とした軽量なVRモデルをBIMデータから生成する手法を提案する.提案手法は,建物のBIMデータから抽出した断面形状の輪郭を押し出すことによって生成する.このとき,等間隔に断面形状を取り出し,それらの押し出し形状を積層する.これにより,複雑な構造をもった建物を近似し,かつ外観からは見えない形状を除去したポリゴンデータの軽量化を実現する.簡略化によって失われた特徴は,簡略化前のBIMデータをレンダリングすることで得られる画像をテクスチャとして簡略化形状に貼り付けることで表現する.これにより,建物の外観特徴を保持しつつ,データサイズを軽量化したVR向けの3次元モデルを生成できる.本研究では,BIMデータに対して提案手法を適用し,50%以上のポリゴンを削減できたことを確認した.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680332440064
  • NII論文ID
    130005064278
  • DOI
    10.2208/jscejcei.70.i_169
  • ISSN
    21856591
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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