書誌事項
- タイトル別名
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- MECHANICAL PROPERTY AND DETERIORATION RATE UNDER SEAWATER OF LIME AND CEMENT STABILIZED CLAY CONTAINING MAGNESIUM SALTS
抄録
石灰やセメントを混合した地盤の強度発現には種々の要因が関係しており,とくに粘土鉱物の種類や間隙水の性質によっては著しく強度発現が阻害される場合がある.本研究では,マグネシウム塩を含む粘性土試料を母材とした石灰・セメント処理土の強度特性を調べるため,マグネシウム塩の濃度を変化させた処理土に対して一軸圧縮試験を実施した.つぎに,同様の処理土に対して海水環境を想定した劣化促進実験を行い,力学的劣化の進行に及ぼすマグネシウム塩の影響を考察した.その結果,処理土内のマグネシウム塩は強度発現を阻害するとともに,劣化の進行を促進させることを示した.また,固化処理土に含まれる酸化カルシウム量とそのマグネシウム塩との比率に着目し,固化材の種類に依存しない劣化速度の評価指標を提案した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集C(地圏工学)
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土木学会論文集C(地圏工学) 72 (4), 294-299, 2016
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680332584320
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- NII論文ID
- 130005432274
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- ISSN
- 21856516
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可