学生を主体とした学生寮における防災計画の策定と防災組織の運用

書誌事項

タイトル別名
  • THE DEVELOPMENT OF DORMITORY STUDENT-BASED PLANS AND ORGANIZATIONS FOR DISASTER PREVENTION

抄録

防災行動において自助・共助・公助の概念が生まれて久しい.熊本高専八代キャンパス学生寮は,昨年の熊本地震で,寮生は数週間にわたる避難生活を強いられ,自助・共助の重要性を痛感することとなった.地震以前より,タイムライン防災の導入ならびに地域防災拠点を目指した計画策定に着手していたことから,熊本地震を機に,タイムラインに基づく防災行動計画の策定を取り急ぐこととなった.<br> 本稿は,学生寮における防災計画の策定と防災組織の運用について,地震以後の学生の取り組みをまとめたものである.特筆すべき点は,防災計画策定,研修,訓練を学生自らが主体となり実施したことにある.さらにPDCAサイクルを援用し改良・改善を継続的に進めている.本校の事例に示される学生主体の防災体制は,集団生活における自助・共助体制の構築の基礎となる.

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参考文献 (1)*注記

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