書誌事項
- タイトル別名
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- ESTIMATION OF OUTFLOW TIME CONCERNING SUSPENDED MATTER THAT FLOWED DURING RAINFALL INTO OGOUCHI RESERVOIR
説明
大雨により貯水池に高濁度水が大量に流入すると,大規模な貯水池であるほど,貯水の高濁度状態が長く続き,利水上の問題が発生する.本研究では,小河内貯水池において降雨時に流入した高濁度水の早期排出のための基礎資料として,河川から流入した濁質が貯水池から放流されるまでの滞留時間の推定を行うことを目的とする.推定には,従来の流れの解析に用いられている拡散方程式を用いず,貯水池内の複雑な水の流れをブラックボックス化し,入出力応答関係を求める相互相関分析により,降雨時の大量出水に伴い貯水池に流入した高濃度の濁質が放流されるまでの時間遅れを求め,貯水池に流入した濁質の挙動推定を試みた.今回使用した分析手法は,水の流動に影響する風や密度などの複雑な要因を用いない方法であり,他の貯水池にも容易に応用が可能である.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 67 (6), II_385-II_393, 2011
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680333021952
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- NII論文ID
- 130004560236
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- ISSN
- 21856648
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可