複数マーカを用いた拡張現実感技術の施工現場への応用

DOI
  • 羽鳥 文雄
    (株)日立製作所インフラシステム社 松戸開発センタ
  • 矢吹 信喜
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 小森 絵未
    元・大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
  • 福田 知弘
    大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION OF THE AUGMENTED REALITY TECHNIQUE USING MULTIPLE MARKERS TO CONSTRUCTION SITES

抄録

近年,拡張現実感が注目されている.現実世界の映像にコンピュータグラフィクス(CG)などのデジタル情報を重畳させ,現実を拡張・強化する技術である.ARを実現するには,現実空間と仮想空間を一致させるための位置合わせ手法が重要である.本研究では大規模構造物を対象とした位置合わせへの適用を目的として,複数の人工マーカを使用し位置合わせ手法の開発及び施工現場への適用を行った.ARToolKitの4個以上の複数の正方形マーカを用い,基準となるマーカの中心点を原点として,各々のマーカ中心点の相対的な3次元座標値からカメラの位置・姿勢を推定した.開発した位置合わせ手法を応用させ,プラントの安全対策と施工時の建設プロセスを可視化するシステムを作成した.実務者立会いのもと実験を行い,本手法の有効性を確認できた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680333322624
  • NII論文ID
    130004560000
  • DOI
    10.2208/jscejcei.69.i_24
  • ISSN
    21856591
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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