企業連携を基にした共助の仕組み構築プロセスへの東日本大震災による影響に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY FOR THE IMPACT ON THE BUILD-OUT PROCESS OF MUTUAL ASSISTANCE BASED ON ENTERPRISE COLLABOLATIONS AFTER THE GREAT EAST JAPAN EARHTQUAKE

抄録

国内外の経済情勢の急激な悪化に伴い,国内産業の根幹をなす中小企業は,需要の低下と資金繰りの厳しさに直面している.平常時の操業さえも困難な経済状況において大規模な災害が発生すると,被害を受ける中小企業には,事業再開に困難を伴ったり,自力で操業を再開することが困難な事例が相当数発生するものと想定される.このため,災害時における中小企業の事業継続に向けた対策が重要な課題となる.<br> 筆者らは,中小企業が災害時における事業継続への対策に取り組めない理由や課題に関する仮説を設定し,これらの企業群が事業継続性を高められる仕組みとその構築プロセスを提案してきた.<br> 本研究では,提案してきた仕組みと構築プロセスが,東日本大震災によりどのような影響を受けてきたのかについてヒアリング調査等を基に検討し,今後の事業継続における地域連携のあり方を考察する.

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