書誌事項
- タイトル別名
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- IMPROVEMENT OF EFFICIENCY OF CUT AND OVERLAY ASPHALT WORKS BY USING MOBILE MAPPING SYSTEM
説明
道路舗装改良工事の工法の一つである切削オーバーレイ工法を用いる場合,従来の水準測量器を用いた手作業による路面標高の計測では,交通規制が必要であり,時間と労力がかかる.また,ノンプリズム方式を用いたトータルステーションや固定式の3次元レーザースキャナを用いることによる効率化の試みもあるが,コスト高が課題となっている.そこで,本研究では10m毎に白ペイントを路肩付近に小さく塗った上でMMSを用いて路面上のデータを計測し,処理を施すことにより切削厚を決定できる新しい手法を提案した.この方法を用いることにより,ほぼ自動的に切削機のマシンコントロールに必要なデータを作成することができ,情報化施工に資するものと考えられる.誤差や作業効率などを評価するために,大阪大学内の道路で計測実験を実施したところ,絶対値で誤差が数mmであることなどがわかった.固定式レーザースキャナによる方法と比較したところ,誤差は同程度あった.計測作業の工数を計測したところ,MMSによる方法の方が効率的であった.単純な人数,工数は従来の直接水準測量の方が若干少なかったが,実験の道路延長が短い点や交通規制や交通事故などのファクターを考慮しなければならない.
収録刊行物
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- 土木学会論文集F3(土木情報学)
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土木学会論文集F3(土木情報学) 67 (2), I_18-I_28, 2011
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680333401728
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- NII論文ID
- 130004962195
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- ISSN
- 21856591
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可