書誌事項
- タイトル別名
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- STUDY ON POTENTIAL AREA OF CHLORIDE INDUCE DETERIORATION FOR SUBWAY CUT AND COVER TUNNEL
- チカテツ ハコガタ トンネル ノ エンガイ ハンイ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
地下鉄トンネルの経年劣化の主な原因の一つである塩害について,東京地下鉄では躯体調査と対策工の検討を進めてきた.最近のこの調査結果から,塩害は塩化物を含む漏水箇所の近傍で局所的に生じる場合が多いことがわかっている.そこで,本研究では,塩化物の供給源となりうる河川等と塩分濃度の高い漏水箇所の位置関係を調査することにより,塩害が生じる可能性がある範囲を調べた.この結果,感潮河川の直下および河川端からおおよそ50mの範囲が要注意範囲であることがわかった.また,この結果が地下水中における塩化物の移流拡散の観点から妥当であるかどうか,地下密度流解析で検証した.
収録刊行物
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- 土木学会論文集F1(トンネル工学)
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土木学会論文集F1(トンネル工学) 70 (3), I_75-I_82, 2015
公益社団法人 土木学会