社会全体の支出抑制効果から見る公共交通が生み出す価値-クロスセクターベネフィットの視点から-

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タイトル別名
  • VALUE CREATED BY PUBLIC TRANSPORTATION IN TERMS OF COST CUTS IN WHOLE SOCIETY—A PERSPECTIVE FROM CROSS-SECTOR BENEFITS—
  • シャカイ ゼンタイ ノ シシュツ ヨクセイ コウカ カラ ミル コウキョウ コウツウ ガ ウミダス カチ : クロスセクターベネフィット ノ シテン カラ
  • VALUE CREATED BY PUBLIC TRANSPORTATION IN TERMS OF COST CUTS IN WHOLE SOCIETY—A PERSPECTIVE FROM CROSS-SECTOR BENEFITS—

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説明

地方部の公共交通利用者は減少傾向が続いていることから維持が困難な状況となっているため,補助金という形で行政支援がなされている.しかし,行政側も財政難から公共交通に対する財源確保が困難な状況である.また,これまでは公共交通の価値や必要性を交通分野単独で検討していることが多く,収支を重視した評価を行う結果,公共交通の価値や必要性が小さく評価されている面もある.<br>そこで本稿では,交通分野だけでなく他の行政分野も含めて社会全体の支出の削減を目的として,公共交通の価値や必要性をクロスセクターベネフィットの考え方から整理した.公共交通が関係する12分野において,公共交通が担っている役割・効果,そしてその価値を算出した結果,公共交通が地域社会に果たす役割は大きいものであることが本稿により明らかになった.

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