マルチエージェントシミュレーションによるエコ通勤促進策の影響分析

  • 奥嶋 政嗣
    徳島大学 大学院ソシオテクノサイエンス研究部
  • 秋山 孝正
    関西大学 環境都市工学部都市システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • IMPACT ANALYSIS OF ECO-COMMUTING PROMOTION PLAN WITH MULTI AGENT SIMULATION

抄録

地球温暖化問題が深刻化しており,運輸部門においても環境的に持続可能な交通システムの構築は喫緊の課題となっている.エコ通勤の促進のためには,自動車利用を除く交通手段のサービス水準向上だけでなく,交通行動者の環境問題に対する意識(エコ意識)が重要となる.このエコ意識は,他者の影響により変動するものと考えられる.本研究では,エコ意識に関する局所的相互作用を考慮し,エコ通勤促進策を検討するためのマルチエージェントシミュレーションモデルを構築する.ここでエコ通勤促進のための交通社会実験結果を参考として,交通手段転換をモデル化する.このシミュレータを用いて各種エコ通勤促進策の効果を計測し,その影響について分析する.これよりエコ通勤促進策の検討に関して,エコ意識とその局所的相互作用を考慮する重要性を示す.

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680333899136
  • NII論文ID
    130004559735
  • DOI
    10.2208/jscejipm.68.i_625
  • ISSN
    21856540
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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