交差形式を考慮した機能的階層型道路ネットワークの評価

  • 後藤 梓
    名古屋大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻
  • 中村 英樹
    名古屋大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻
  • 浅野 美帆
    名古屋大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF THE FUNCTIONALLY HIERARCHICAL ROAD NETWORK CONSIDERING JUNCTION TYPES
  • コウサ ケイシキ オ コウリョ シタ キノウテキ カイソウガタ ドウロ ネットワーク ノ ヒョウカ

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抄録

道路の機能に応じたサービスを提供する階層型ネットワークの概念は,国内外を問わずその重要性が認識されてきた.特にわが国では,幹線道路の混雑や生活道路における通過交通といった課題解消のため,実用展開に向けた議論がおこなわれている.しかし,階層型ネットワーク実現の鍵となる交差形式の設定が,個別の道路やネットワーク全体の性能に及ぼす影響については,計画段階においては定量的に検証されてこなかった.本論文では,利用者均衡配分に交差点遅れを組み込むことでこれを明示的に評価可能な手法を構築し,格子状の仮想ネットワークを用いて検証した.その結果,機能的階層化の実現には幹線道路における交差点遅れの軽減が重要であることと,これが実現した場合,生活道路における交通静穏化対策も有効的に機能することが示された.

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