書誌事項
- タイトル別名
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- SALINIZATION OF ARTESIAN WELL IN THE EDGE OF THE KUROBE RIVER ALLUVIAL FAN
- クロベガワ センジョウチセン タンブ ニ オケル ジフキイ ノ シオミズカ
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抄録
本研究の目的は,黒部川扇状地扇端部における自噴井の塩水化の実態とそのメカニズムの解明である.著者らは,黒部市生地地区にある観光でも著名な「清水庵の清水」という自噴井の長期・継続的な水質調査を実施してきた.その結果,本研究対象井戸は最近10年間に急激に塩水化が進行していることがわかった.塩化物イオン濃度の最高値は157 mg/Lに達しており,このまま塩水化が進行すると,飲料水としての利用が難しくなる.富山湾の潮位は統計的有意に上昇傾向であり,電気伝導度(EC)と富山湾の潮位の季節変化は良く一致していた.塩水化の原因は,黒部川扇状地全域における地下水位の低下,富山湾潮位の上昇が考えられる.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 71 (5), I_95-I_101, 2015
公益社団法人 土木学会