人口減少社会における静脈系インフラの統合・連携と技術選択の評価

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATING INTEGRATION AND COLLABORATION OF ENVIRONMENTAL INFRASTRUCTURES AND CHOICE OF LOW CARBON TECHNOLOGY IN DECLINING POPULATION SOCIETY

説明

本研究では,人口減少社会における地方都市の汚泥処理計画で重要となる施設更新費用削減の戦略として,汚泥焼却の統廃合やごみ焼却施設での汚泥混焼に関するシナリオを設計した.和歌山市を対象とし,汚泥処理の集約化や現有焼却炉代替の高温焼却および汚泥燃料化技術の導入に加え,ごみ焼却施設での混焼によるエネルギー消費量,GHG排出量の削減効果をシナリオ別に評価した.その結果,1)ごみ焼却施設に下水汚泥の焼却機能を統合することは,汚泥焼却の集約化を図る計画よりも,環境負荷低減効果が高いこと,2)ごみ焼却施設での焼却機能統合に併せて廃熱回収による汚泥乾燥熱源の確保することで,さらに環境負荷低減効果が高まること,3)汚泥処理の集約化と汚泥処理施設への汚泥燃料化技術の選択によって,エネルギー消費およびGHG排出量がそれぞれ最大で80.1%,101.9%削減可能となることなどが明らかになった.

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