過疎地域での生活排水と可燃ごみの連携処理による温室効果ガス削減について

  • 靏巻 峰夫
    和歌山工業高等専門学校 環境都市工学科
  • 久保 朱里
    (株)日水コン下水道事業部西部事業マネジメント部
  • 山本 祐吾
    和歌山大学システム工学部システム工学科
  • 吉田 登
    和歌山大学システム工学部システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • THE STUDY ON GHG REDUCTION BY COOPERATION TREATMENT OF DOMESTIC WASTE WATER AND COMBUSTIBLE WASTE TREATMENT

説明

少子高齢化,過疎化の問題に同時に直面する地方圏域では生活排水処理,廃棄物処理等の静脈系インフラの維持運営は難しさを増している.加えて,低炭素社会や経済性の要請によってインフラ運営が非効率にならないよう改善も必要とされている.本研究では,従来,別系統のシステムで運営されている生活排水処理と可燃ごみ処理を連携させてエネルギーリサイクルの促進と効率化を図ることによって,このような圏域でも適用できるシステムにより削減できる温室効果ガス量を検討したものである.可燃ごみのメタン発酵,発酵分離水の処理,発酵残渣及び排水処理汚泥の焼却等の対策に技術進展を加味した連携によって現在のシステムに対して約40%の削減の可能性があることがわかり,連携の有効性を明らかにした.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (8)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ