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- 前田 英俊
- 東京大学大学院工学系研究科
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- KIM Hyungjun
- Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
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- 平林 由希子
- 東京大学大学院工学系研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of glacier mass changes using GRACE satellite and numerical models
説明
山岳氷河は貴重な水資源であり,また温暖化に伴い海面上昇へ寄与するとも考えられている.そこで本研究ではGRACE衛星によって観測された全陸貯水量の合計から,陸面モデルを用いて算定した土壌水分や積雪の影響を取り除くことで氷河の質量変化の算定を試みた.さらに,全球氷河モデルを用いて算定した氷河質量変化の結果との比較も行った.その結果,アラスカやカナダ北部において大きな氷河の減少が示され,2004年から2010年の期間で全球で-110Gt/yr減少していることが示された.一方で全球氷河モデルの結果-127Gt/yrと比較してみると,全球での値は似ているものの地域によって融解量の大小に大きな差がある.本研究の結果を用いることで氷河モデルの改善など氷河質量変化の理解のさらなる発展が期待される.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 69 (5), I_53-I_59, 2013
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680334886016
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- NII論文ID
- 130004560395
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- ISSN
- 21856648
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可