日本仕様とEU仕様の小規模汚水処理プラントにおける汚泥貯留能力の比較

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タイトル別名
  • Comparison Study on Sludge Storage Capacity between Japanese Model and the EU Model of Small-Scale Wastewater Treatment System (Johkasou)
  • ニホン シヨウ ト EU シヨウ ノ ショウキボ オスイ ショリ プラント ニ オケル オデイ チョリュウ ノウリョク ノ ヒカク

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抄録

日本製浄化槽の海外適用化に際し,地域性に応じた汚泥管理の適正化のための情報を収集・整理することを目的に,EU設置を想定した小規模汚水処理プラントの汚泥発生量と汚泥貯留能力に関する検討を行った.EUと日本のプラントの性能評価方法の相違点である汚水量と汚濁量に着目し,日本仕様と同様のBOD容積負荷に設定したEU向けプラントを用いて現地検証を行い,試験結果を比較・分析した.<br> その結果,EU仕様のプラントの汚泥排出量は1.1L/人・日であり,日本仕様の1.5L/人・日に対して汚濁物質の異化転換比率が高く,流入BOD量あたりの汚泥排出量も少ない結果となった.また,汚泥発生量と一次処理槽の実滞留時間との間に比例関係が確認され,脱窒は汚泥発生量の抑制に寄与することが示唆された.

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