新カリキュラム介護福祉士国家試験受験に向けた漢字学習の効率化に関する一考察

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タイトル別名
  • A Study on Promoting Efficient Kanji Learning for New Curriculum State Examinations for Certified Care Workers
  • シン カリキュラム カイゴ フクシシ コッカ シケン ジュケン ニ ムケタ カンジ ガクシュウ ノ コウリツカ ニ カンスル イチ コウサツ

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抄録

EPA(経済連携協定)介護福祉士候補者が受験する国家試験は2011年度から新カリキュラムに基づくものになった。また、2012年度試験から総ルビの試験問題が選べるようになったが、国家試験受験を見据えた漢字学習の重要性は旧カリキュラムの時と同様である。本研究では、優先的に学習すべきものとして選定された新カリキュラムの介護用語を対象に、1)そこで用いられる漢字の頻度と傾向を調査し、2)どの程度の数の漢字を学べば、介護用語中の漢字をどの程度カバーできるのかを文字単位、語単位の両面から分析した。その結果、1)については、介護用語では用いられている漢字(異なり)の8割強が旧日本語能力試験の2級レベル以上の漢字であることがわかった。また、2)については、出現頻度上位の漢字を集中的に学べば、文字単位ではある程度学習の効率化が図れる可能性がある半面、語単位では、文字単位の場合ほど効率化は期待できないことが明らかになった。

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