すいか果汁漿液の粘度について

宮崎 芳光

doi:10.3136/nskkk1953.6.283

書誌事項

タイトル別名

スイカカジュウショウエキノネンドニツイテ

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説明

(1) すいか果汁漿液の粘度は,その溶液中の糖濃度にのみ依存している。蛋白は量が少なく,粘度には無関係であり,したがつて加熱処理,水素イオンの変動による粘度の変化はない。<BR>(2) ペクチンを添加すると,粘度が上昇するが,低糖濃度ではほとんどペクチンの粘度と等しい。しかし糖濃度が増加すると,糖濃度の増加による粘度の上昇以上に粘度が増加する。これは糖濃度の増加がペクチンの形態に変化をおよぼした結果と考えられる。<BR>稿を終るに臨み,本実験に助力を願つた佐賀栄養専門学校,福原政子嬢に厚く感謝する。

収録刊行物

農産加工技術研究會誌

農産加工技術研究會誌 6 (6), 283-285, 1959

社団法人日本食品科学工学会

詳細情報詳細情報について

CRID: 1390282680349323648

NII論文ID: 130003966060; 40018421007

NII書誌ID: AN00282657

DOI: 10.3136/nskkk1953.6.283

NDL書誌ID: 9183603

ISSN: 03695174

Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/9183603; https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9183603

本文言語コード: ja

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