曲線直交異方性扇形平板の曲げについて

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  • キョクセン チョッコウ イホウセイ オウギガタ ヘイバン ノ マゲ ニ ツイテ

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抄録

本論文は厚さが一定で極方向 (r方向) と接線方向 (θ方向) とで弾性的性質の異なる平板の曲げの基本微分方程式を誘導し, これにθに関する有限Fourier Sine変換を施すことにより, これを扇形平板の解法に適用した場合, 2個の直線辺が単純支持の場合に他の円弧辺 (Circular edge) がいかなる境界条件をもっていても, またいかなる連続的な荷重が作用していても解き得ることを示した。また具体的な問題として扇形平板に等分布荷重が満載された場合および集中荷重が作用した場合について解式を示しあわせて数値計算を行なった。扇形平板の曲げにその異方性がおよぼす影響をみるため, 板剛度の比Nθ/Nrが0.25, 1.0および4.0のおのおのの場合についてたわみおよび断面力を求めその影響を明らかにした。また辺比の等しい矩形平板との比較も行なった。

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