粗面水路における土砂流の抵抗法則およびその応用

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  • FRICTION COEFFICIENTS OF SEDIMENT-LADEN STREAMS IN CHANNELS WITH SOLID ROUGH BOUNDARIES
  • ソメン スイロ ニ オケル ドシャリュウ ノ テイコウ ホウソク オヨビ ソノ オウヨウ

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抄録

本論文では, 著者の固-夜二相流に関する理論の一部を応用して, 種々の実験資料を検討しつつ, 粗面水路での土砂流の抵抗法則を論じた。土砂濃度が普通の自然の流れに見られる程度で, 水路底面が固定粗面であれば, 移動床の場合や土砂のパイプ輸送の場合と異なって, 土砂濃度が増加するにつれて抵抗係数の減少がみられる。この点に関してここで与えた理論値と種々の実験値はかなり高濃度の土砂流についても一致することが示された.抵抗係数の減少の割合は数%から高々10 %であるが, 長い水路系では全水頭損失の変化はかなり大きな値となる。具体的な応用例として, 水力発電所出力が季節的に変動する問題を取りあげ, 実測値に関する検討を行なった.

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