The Newly-discovered Anban shouyi Jing and Yinchiru Jing T603

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  • 新出『安般守意経』と『陰持入経』

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1999年に発見された新出『安般守意経』の内容は,大変複雑で研究がなかなか進まないのが現状である.新出『安般守意経』は,安世高によって「数息品」をもとにして『陰持入經』の文を加え,新たに編集されたものとの拙論が2007年の印仏学会で出ていた.新出『安般守意経』の四果に関する段(金剛寺一切経の基礎的研究と新出仏典の研究p.192,243-272行)は,その文脈,用語などから『陰持入経』の四行者福(cattari samannaphalani)に関係する二つの段落(T603,p.178a16-22&T603,p.179c7-p.180a6)から引用して新たに編集されたものと考えられる.また,両テクストにおけるsattatimsa bodhipakkhika dhamma内容の用語から,『陰持入経』は新出『安般守意経』より前の時期に訳されたものと見られる.とりわけ,新出『安般守意経』中の第三果(par.2),第四果(par.4)の段は『陰持入経』中の第三果(par.1),第四果(par.3)の段と非常に類似するため,この二段の内容は『陰持入経』からの引用と思われる.par.1「為得道弟子.便解下五結已畢.何等為五.一為見身是非.二為解疑.三為不惑不貿戒.四為不望.五為不恚.是為五結已畢.便得道弟子.不復還世間.」(『陰持入經』T603,p.179c13-16)par.2「阿那含名爲不還世間.阿那含福爲何等.五下結已盡.何等爲五.貪欲,瞋恚,見身,轉戒本願,爲疑.是五爲无有已.」(『金岡寺一切経の基礎的研究と新出仏典の研究』p.194,258-260行)par.3「令為解捨上五結.何等為五.一為色欲.二為不色欲.三為癡.四為憍慢.五為不解.已上五御足.為已捨五結.便無所著.」(『陰持入經』T603,p.180a2-5)par.4「阿羅漢名爲无所著.阿羅漢福爲何等.上五縛與盡.何等爲五上.色欲.无有色欲.无有婬.驕慢.愚癡.」(『金剛寺一切経の基礎的研究と新出仏典の研究p.194,266-268行)

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