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- IWAMI Akiko
- 駒澤大学大学院
Bibliographic Information
- Other Title
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- 問記と諂心
- 問記と諂心--『倶舎論』の所説に関して
- モンキ ト テンシン クシャロン ノ ショセツ ニ カンシテ
- ――『倶舎論』の所説に関して――
- In the Abhidharmakasabhasya
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Abstract
『倶舎論』における「問記」(prasna-vyakarapa),即ち問答に関する記述は,先行する『阿毘達磨大毘婆沙論』(以下『婆沙論』)の議論に基づくと思われる部分があるが,四種ある問記中,内容的に「無記」と重なる「捨置記」の解釈は両論書で異なる.この差異の意味を,問記の構造と記述中に見える「諂心」(satha,gyon can)という語の具体的な意味を検討することによって考察したい.「諂心」(sathasya)は「悩ませる意図を持った質問者」(vihetanabhiprayasya prastur)と註釈され,そのような心が無い「直心」と対で使用されている.この語を取り上げるのは,解答者を騙す・悩ますような意図を持った質問者がその意図を達成するためには,質問者が解答者の解答を予想している必要があり,質問者像の差異が解釈の差異を生むと考えられるからである.以下,『倶舎論』「随眠品」及び「破我品」,『婆沙論』の該当個所を検討する.
Journal
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- Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu)
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Journal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu) 56 (1), 378-375, 2007
Japanese Association of Indian and Buddhist Studies
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680356083712
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- NII Article ID
- 110006548173
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- NII Book ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL BIB ID
- 9312716
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed