依存できる「家族」を求めて

書誌事項

タイトル別名
  • In Search of ‘Family’ Support
  • 依存できる「家族」を求めて : インド・クンブメーラー祭における女性行者の親密ネットワーク
  • イソン デキル 「 カゾク 」 オ モトメテ : インド ・ クンブメーラーサイ ニ オケル ジョセイ ギョウジャ ノ シンミツ ネットワーク
  • ─インド・クンブメーラー祭における女性行者の親密ネットワーク─
  • In Search of ‘Family’ Support: Intimate Networks of Female Ascetics in Kumbh Melā, Contemporary India
公開日
2014
DOI
  • 10.11384/jjasas.2014.26
公開者
日本南アジア学会

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説明

本論文の目的は、インドのクンブメーラー祭を舞台として、ヒンドゥー女性行者が修行者社会におけるジェンダー差別や抑圧をどのように受け止め、生きる場や生きる喜びを獲得しようとしているか、「家族」として意味づけられる親密ネットワークに着目して明らかにすることである。事例考察によって、女性行者もまた家住女性と同様に、家父長制的な師弟集団や、血縁に基づく親族、男性パートナーなど、物質的・精神的にさまざまなレベルの「家族」に依存していることがわかった。その一方、自己の威信や集団内でのポジショニングのため、生活していくために「家族」を活用する、あるいは女性が生きやすいようにそれらを再構築しようとする姿もみとめられた。そうした「家族」への依存や再構築を通じて、女性行者たちが絡めとられる社会的しがらみと、そのなかで生活上の便宜や修行上の意味を見出していこうと模索する姿を、本稿では描き出そうとした。

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