2001年インド西部地震における建物被害の特徴と得られた教訓について
説明
2001年1月26日にインド西部において被害地震 (Mw=7.7) が発生した。筆者らは、現地の被害状況を調査し地震防災に役立てることを目的に、2月12日から17日の6日間にわたり被災地に行き、地盤災害から各種構造物の被害調査を行った。本論文では、まず構造物被害の中から建物被害を取り上げ、被害の特徴のまとめを行った。これによると、震央に近い中小都市や村では伝統的な石を積み上げた組積造建物に被害が集中し多くの死者が出た。一方、大都市の特に新市街地では、1階がピロティ形式となっている鉄筋コンクリート造建物に被害が集中していた。これらの被害の特徴から得られた教訓および地震災害軽減について検討を行った。
収録刊行物
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- 地震工学研究発表会講演論文集
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地震工学研究発表会講演論文集 26 25-28, 2001
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680361447424
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- NII論文ID
- 130004294472
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- ISSN
- 18848435
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可