液状化対策工法としての格子状地盤改良の解析的検討
説明
格子状地盤改良工法は, セメントまたはセメント系固化材を用いて液状化対象層の地盤を改良壁で囲むことにより地盤を拘束するとともに, 改良体自身のせん断抵抗によりブロック状に改良された地盤のせん断変形が抑止され, その結果液状化を防止する工法である. 設計にあたっては, 既往の実験結果や解析結果を基にして作成されたマニュアルに従うが, 地震時の外力のつり合いを主体とした安定検討を行うため, 十分な安全率を有する反面, 経済的にはやや不利な設計となることが多い.<BR>本報告は, 上記の問題点について検討し, 設計にフィードバックする目的で液状化対象層の動的強度特性, 層厚, ならびに地盤改良体の格子ピッチをパラメーターとしたFEM解析を実施し, その結果をまとめたものである.
収録刊行物
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- 地震工学研究発表会講演論文集
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地震工学研究発表会講演論文集 25 397-400, 1999
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680361842048
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- NII論文ID
- 130004294145
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- ISSN
- 18848435
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可