地震時水平力分散構造を有する橋梁の非線形応答と等価線形化法の適用性に関する検討

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上部構造重量を支承の柔らかい水平方向剛性で支持し, 橋脚基部付近に損傷が生じることを耐震設計上許容した地震時水平力分散構造を有する橋梁の非線形応答は, 支承の柔らかい水平方向剛性と橋脚の塑性化にともなう剛性変化の影響を受けて, 水平方向剛性が硬い金属支承を有する橋梁の非線形応答よりも複雑となる. 本研究は, 非線形動的解析によって求めた地震時水平力分散構造を有する橋梁の非線形応答の最大値とその発生時刻に着目し, 支承や橋脚に生じる変形も含めて橋梁の非線形応答は, 上部構造慣性力作用位置に生じる応答変位が最大となる時刻における応答によって代表できることを示した. さらに, 橋脚の非線形性を等価剛性と等価減衰定数によって表した2自由度等価線形化モデルの1次固有振動モードだけを用いた等価線形化法によって, 実用上十分な精度で橋梁の非線形応答を推定できることを示した.

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  • CRID
    1390282680362766720
  • NII論文ID
    130004294312
  • DOI
    10.11532/proee1997.26.1005
  • ISSN
    18848435
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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