比較マーケティングの研究方向に関する一考察

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  • ヒカク マーケティング ノ ケンキュウ ホウコウ ニ カンスル イチ コウサツ

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現代企業はグローバル化するに際して、複雑にして不透明な世界市場の中から自己の標的市場を探し出してかねばならない。小論では、こうしたきわめい困難な意思決定問題に対して研究面、特に比較マーケティングからどのようなアプローチが可能かについて考察する。まず、これまでの研究のサーベイから、比較マーケティング研究を「三つの異質性」の観点でとらえることを提起し、そこから今後の研究課題として三つの発展方向、すなわち、 (1) 経済発展 (段階) とマーケティングの貢献度研究、 (2) システム比較の前提となる分析枠 (フレームワーク) の設定、 (3) 市場の国際比較研究、を考える。そして、 (3) を国際市場細分化研究として検討する。比較マーケティングの研究の今後の発展方向の文脈の中に「国際市場細分化」を位置付けた場合、如何なる分析が可能となるかについて理論的 (実証的) に検討するとともに、上記の課題に対する研究の方向性についても考察する。

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