関東山地の水道専用水源地帯における水質浄化能の差異の原因に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Different Water Purification Function of Water Conservation Forest in Kanto Mountains
  • カントウ サンチ ノ スイドウ センヨウ スイゲン チタイ ニ オケル スイシツ ジョウカノウ ノ サイ ノ ゲンイン ニ カンスル ケンキュウ

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説明

   関東地方に位置する水道水源地帯における水質浄化能を明らかにする目的で、流域への降水による負荷物質の全窒素(TN)、全リン(TP)、浮遊性物質(SS)の流入濃度と、その流域への流出濃度を比較・検討した。その結果、特に民有地において水質浄化作用は確認できなかった。また、流域の最上流部には民家やキャンプ地が点在し、夏期には人為的活動に伴う汚濁負荷成分の放流が顕著となり、それが原因での上流河川の水質汚濁化が観測された。水源地帯の負荷物質の流出を抑えるには、人為活動の把握や民有地における森林管理が重要であると考えられた。

収録刊行物

  • 環境と安全

    環境と安全 2 (2), 2_139-2_147, 2011

    大学等環境安全協議会

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