導電性高分子研究のその後の発展

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タイトル別名
  • Research Development in Conductive Polymers after a Monumental Publication in 1977.
  • ドウデンセイ コウブンシ ケンキュウ ノ ソノゴ ノ ハッテン

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抄録

白川英樹先生をはじめとした3先生方のノーベル化学賞受賞の契機となった論文(本号に転載)が出版されたのは23年前になる.本稿では,受賞に値すると評価されたその後の導電性高分子の基礎・応用にわたる研究のめざましい発展を著者の視点から概観してみたい.基礎的観点からは,ソリトン,ポーラロン,ハイポーラロンなどの素励起と絶縁体-導体転移の関わり,高分子における超伝導など,また応用的観点からは,近い将来に実現しそうな超薄型壁掛けテレビを担う有機ELディスプレーや,3%まで改善されてきた太陽電池への応用などにふれたい.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 56 (8), 576-583, 2001

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (82)*注記

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