書誌事項
- タイトル別名
-
- Actin Compliance: Its Implication in Muscle Contraction.
- アクチン フィラメント ノ ノビト キン シュウシュク
この論文をさがす
抄録
最近, シンクロトロン放射光によるX線解析によって, 収縮中に筋肉細胞内のアクチンフィラメントが伸びていることが明確にされた. アクチンフィラメントが伸びることは, 筋肉や生体外での単一フィラメントの精密力学測定によっても示された. この伸展性の実験的証明は筋収縮の有力な分子モデル「ミオシン首振り」説に基本的レベルからの再検討を迫っている. 単なる力の伝搬体として扱われていたアクチンフィラメントは柔軟な力学的性質を持つことがわかり, 筋収縮にアクチンがもっと積極的な役割を果たしていることが明らかとなってきた.
収録刊行物
-
- 日本物理学会誌
-
日本物理学会誌 52 (8), 599-605, 1997
一般社団法人 日本物理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680381153152
-
- NII論文ID
- 110002069106
- 130004180822
-
- NII書誌ID
- AN00196952
-
- ISSN
- 24238872
- 00290181
-
- NDL書誌ID
- 4265889
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可