ビッグバンを再現できたか?  高エネルギー原子核衝突実験の成果

書誌事項

タイトル別名
  • Getting Closer to the Big-Bang? : Results from High-Energy Nucleus-Nucleus Experiments
  • ビッグバン オ サイゲン デキタ カ コウ エネルギー ゲンシカク ショウトツ ジッケン ノ セイカ

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説明

2000年2月10日,「QGP発見」あるいは「ビッグバン再現」という報道が世界中を駆け巡った.このニュースは,CERN(欧州合同原子核研究機関)で高エネルギー原子核衝突の研究を行ってきた7つの実験チームが合同で特別セミナーを開催し,理論家を交えて実験結果を総合的に検討した結果,新しいクォーク物質状態を世界で初めて生成したと発表したことに端を発する.本稿では,実験チーム(NA44およびWA98)の一員としてこの特別セミナーの内容を解説する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 55 (11), 868-871, 2000

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (12)*注記

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