原子レベルでの固液界面構造解析

書誌事項

タイトル別名
  • Solid-Liquid Interfaces with Atomic Resolution.
  • ゲンシ レベル デ ノ コエキ カイメン コウゾウ カイセキ

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説明

物理としての表面科学の研究は, これまで超高真空装置(UHV)を用いるのが常識であり, 清浄かつ原子スケールで規定された金属, あるいは半導体表面の幾何学的構造, 表面電子状態等の研究が行われてきた. しかし, 走査トンネル顕微鏡(STM)の出現により, UHV中のみならず, 電解質水溶液中でも原子的に規定された表面が安定して存在することが示された. 液中STMは, 液体中に存在する固体表面を原子のスケールで直接観察できる非常に有力な手段となった. 本稿では, この画期的な装置と, それによって明らかにされた固液界面反応及び電気化学反応の世界を紹介する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 54 (12), 947-953, 1999

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (9)*注記

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