単一光子ターンスタイル (回転ドア) 素子

  • 山本 喜久
    ERATO Quantum Fluctuation Project Ginzton Laboratory, Stanford University
  • Kim Jungsang
    ERATO Quantum Fluctuation Project Ginzton Laboratory, Stanford University
  • Benson Oliver
    ERATO Quantum Fluctuation Project Ginzton Laboratory, Stanford University
  • 菅 博文
    ERATO Quantum Fluctuation Project 浜松ホトニクス株式会社中央研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Single Photon Turnstile Device
  • タンイツ コウシ ターンスタイル カイテン ドア ソシ

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抄録

微小pnトンネル接合におけるクーロンブロケード効果を利用して, 電子とホールを1つずつ交互に中央の量子井戸層に注入することにより, 単一光子を決められた時間間隔で発生するターンスタイル素子を開発した. 接合電圧を一定の振幅, 異なった周波数fで周期的に変調した場合, pn接合を流れるトンネル電流はI=efなる依存性を示し, 光子の検出確率は変調電圧の立ち上がり直後に集中していて, これにより単一光子ターンスタイル動作が実験的に確認された.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 54 (12), 975-978, 1999-12-05

    一般社団法人 日本物理学会

参考文献 (16)*注記

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