ニュートリノ振動研究の現状

書誌事項

タイトル別名
  • Present Status of Neutrino Oscillation Studies.
  • ニュートリノ シンドウ ケンキュウ ノ ゲンジョウ

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説明

最近スーパーカミオカンデ実験グループによってニュートリノ振動現象の証拠が発見された. これはニュートリノという粒子が質量をもつことを意味し, 弱い相互作用に関する大発見にとどまらず, 素粒子の標準模型の彼方を初めてプローブした画期的成果である. 本稿では, この発見に導いた宇宙・天体起源のニュートリノ観測におけるニュートリノ振動現象の包括的説明を与え, この事実から帰結されるニュートリノ質量の物理について主に理論的観点から解説する. スーパーカミオカンデ実験の最新結果については, 本号「話題」欄の梶田氏の記事を参照していただきたい.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 53 (10), 743-749, 1998

    一般社団法人 日本物理学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (18)*注記

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