Bibliographic Information
- Other Title
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- 反陽子と原子分子の相互作用
- ハン ヨウシ ト ゲンシ ブンシ ノ ソウゴ サヨウ
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Description
近頃, 反陽子のビームが得られるようになった. 原子分子物理からみて, 反陽子のビームはどんな意義があるだろうか. 反陽子と原子または分子との衝突過程を調べることは, 同じ程度の速さをもつ陽子または電子の衝突過程を理解するために有用である. 反陽子の物質中での減速は, π-やμ-の場合と似ている. 遅い反陽子と原子分子の相互作用を論じるには, まず断熱ポテンシャルが大切である. 反陽子が原子にある距離以内まで近よると, 多くの場合価電子が束縛状態を維持できなくなり, 電離が起こる. ついには, 反陽子は核のクーロン引力に捕えられて, 反陽子原子をつくる. 他の話題としては, 反陽子が結晶のなかでチャネリングを示すかという問題もある.
Journal
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- Butsuri
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Butsuri 44 (3), 162-168, 1989
The Physical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680382336128
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- NII Article ID
- 110002076378
- 130004180273
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- NII Book ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL BIB ID
- 3216521
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed