モノポール検出実験 (<特集>モノポール)

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タイトル別名
  • Searches for Magnetic Monopoles

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説明

素粒子の大統一理論は, 例えば 1016GeV といった途方もなく重いモノポール (磁気単極子) の存在を予言する. この超重モノポールは, 宇宙創成直後まだ宇宙が数十cmの大きさの超高温状態にあった時に生成され, 現在も地球等を貫通しながら飛び続けているかもしれない. このモノポールを探す為に, 磁荷の通過により超電導ループに生じるであろう微小電流を観測しようとする者, 地下数百メートルの鉱道に大面積の検出器を敷きつめる者, また天文学的観測の中にモノポール存在の徴候を探る者等さまざまな探索実験が行われている. 本稿ではこのモノポール検出実験の方法, 現状等を解説する.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 39 (12), 926-938, 1984

    一般社団法人 日本物理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680383184128
  • NII論文ID
    130004179898
  • DOI
    10.11316/butsuri1946.39.926
  • ISSN
    24238872
    00290181
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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