セマンティックスコア法を用いた映画の構造表現 : ヒューマン・コンテンツ・インタフェースデザインに向けて(3)

書誌事項

タイトル別名
  • Describing Story Structure of Movies with Semantic Score Method : Toward Human Content Interface Design(3)

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抄録

本研究は映画における物語の構造を簡潔に表現し, タイトルや内容の検索, ブラウジング, 編集, 要約等に活用するために, 映画における物語の意味的単位であるシーンを複雑化・解決化の尺度で評価するセマンティックスコア法を提案した。5ジャンル15タイトルのセマンティックグラフの解析から重要シーン抽出の手がかりが得られ, またジャンル別にグラフを特徴づける4つの特徴関数, すなわち最高シーン率, 最終複雑度率, 平均シーン秒数, フラクタル次元が導かれた。これよりジャンルのグラフの型が次のように定められた。アクションタイプ「右上がり型」ドラマタイプ「山型」コメディタイプ「台地型」ラブストーリータイプ「右寄り山型」ファンタジータイプ「連峰型」さらに, 4つの特徴関数を用いたジャンルの判別分析によって15タイトルの映画が効果的に判別され, 映画の構造記述におけるセマンティックスコア法の有効性が示された。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 47 (1), 15-24, 2000

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (14)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680387240960
  • NII論文ID
    110003825141
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.47.15_1
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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