Webデザインに対する印象と記憶される情報量との関係性分析

書誌事項

タイトル別名
  • An Analysis of Relationship between Evaluation Structure and Memorized Information Quantity on the Web-site

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説明

本論文では,Webデザインがユーザに与える印象と,記憶される情報量との関係を明らかにするため,Webアンケート調査と被験者実験(眼球運動測定,ヒアリング)を通して調べた結果について報告する.まずSD法によりWebデザインが与える印象,評価を分析した結果,「利便性」「文字の可読性」「エンターテイメント性」というWeb評価因子が抽出された.また共分散構造分析を通し,良いデザインと思われるには「利便性」「エンターテイメント性」,再利用意向を高めるには「利便性」の影響が大きいことを明らかにした.またWeb閲覧時のユーザの眼球運動測定,閲覧後のヒアリングにより,注視された情報量と記憶された情報量とは相関関係があること.また,注視された情報量は「利便性」「エンターテイメント性」,記憶された情報量は「利便性」の影響が大きいことを示した.つまり,良いデザインと思われる為にも,再利用意向を高める為にも,情報が注視される為にも,記憶に残す為にも,「次に何をすればいいか迷わない」「タイトルが見つけやすい」などユーザのメンタルモデルに即した「利便性」をWeb上にデザインすることが重要となることが明らかになった.

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 55 (6), 59-66, 2009

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (39)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680388292864
  • NII論文ID
    110007226391
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.55.59
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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