若年女子における無彩色を含む2色配色の感情効果

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タイトル別名
  • Affective Effects of Two-Color Combinations including Achromatic Component Colors in Young Women

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抄録

若い女性における無彩色を含む2色配色の感情効果を追究した.無彩色と有彩色,無彩色同士の2色配色合計246配色を,マンセル色相環の10色相から系統的に選んだ.これらの配色について,ファッション関係で使われる6尺度を用いて,OsgoodのSD法により,50名の女子短大生に配色効果を評価させた.6尺度とは,派手な-地味な,スポーティ-エレガント,緊張した-ゆるんだ,ゴージャス-シンプル,好きな-嫌いな,調和-不調和である.その結果は,無彩色の明度の違いにより,それを含む配色の色彩感情が異なる事を示した.黒は,配色をより緊張させ,よりゴージャスとし,白は,それを含む配色をより好きに,より調和させる.一般に,高明度の無彩色と低明度の有彩色との配色は調和する.白と黒との配色は,全配色中で最も調和する.

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 57 (5), 61-70, 2011

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (33)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680388683392
  • NII論文ID
    110008513558
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.57.61_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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