統合失調症患者におけるグルタミン酸・GABAの動態

  • 中瀧 理仁
    徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 精神医学分野
  • 大森 哲郎
    徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 精神医学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Function of glutamate and GABA in schizophrenia
  • トウゴウ シッチョウショウ カンジャ ニ オケル グルタミンサン ・ GABA ノ ドウタイ

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説明

N-methyl-D-aspartic acid(NMDA)受容体遮断薬が統合失調症類似の症状を惹起することから,統合失調症の病因としてグルタミン酸機能低下仮説が提唱された。グルタミン酸系とgamma-amino butyric acid(GABA)系には機能的な関連があり,抑制系神経細胞(GABA作動性介在神経細胞)の機能低下がグルタミン酸系神経の脱抑制を起こし,神経毒性をもたらす可能性がある。統合失調症におけるグルタミン酸系やGABA系の動態を検討するために proton magnetic resonance spectroscopy(1H-MRS)が応用されている。1H-MRSは非侵襲的にGABAやグルタミン酸(Glu),グルタミン(Gln)を分離して定量することが可能である。これまでに行われたMRS研究からグルタミン酸仮説と関連する所見を略述した。

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