ユーザビリティとアクセシビリティを両立させるリンク表現の検討 : 視線計測によるウェブデザインに関する研究(1)

書誌事項

タイトル別名
  • Exploring Hyperlink Representations for Attaining Usability and Accessibility of Web Pages : An Eye-tracking study on Web Design (1)

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説明

ウェブは,アクセシビリティ要件を満たしていると同時に,ユーザビリティ要件を満たしている必要がある。しかしながら,これらの二つの要件を同時に満たすようなウェブのデザイン方法が確立されている訳ではない。そこで本研究では,これら2つの要件の両立の可能性について検討するため,「理解可能」「操作効率」をとりあげ,ハイパーリンクというデザイン要素に着目し,視線計測実験を行うことにより実験的に検証した。実験は,2種類のユーザー(テキスト情報処理に優れた被験者群・イメージ情報処理に優れた被験者群)を想定し,3種類のハイパーリンクの表現方法(テキストのみ・イメージのみ・テキスト付きイメージ)を提示して行った。その結果,「テキスト付きイメージ」はユーザー特性に関係なく理解可能であり,操作効率が良いことがわかった。デザイン方法の一例として,アクセシビリティ要件とユーザビリティ要件を両立させるハイパーリンクの情報表現について明らかにする事ができた。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 58 (2), 105-112, 2011

    一般社団法人 日本デザイン学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (28)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680389327616
  • NII論文ID
    110008761844
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.58.105_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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