予防に向けた自殺の要因に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Researches on the factors of suicide for prevention
  • from the viewpoints of generations, cultures, and communities
  • 世代・文化・コミュニティの視点から
公開日
2013
DOI
  • 10.9748/hcs.2013.198
公開者
大妻女子大学人間生活文化研究所

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説明

我が国では1998年に自殺者が急増した後,自殺対策の政策展開がなされてきた.しかし,我が国の自殺率は,国際的にみてなお高い水準に留り,自殺は深刻な社会問題であり続けている.本研究では,効果的な自殺予防対策の基礎となる自殺の要因分析を異なる世代,文化,コミュニティの視点など多角的な視点から分析することを目的とした.本研究は独立した4つの研究,すなわち,①自殺の背景要因の究明のためのライフヒストリーの分析,②我が国におけるハンセン病に苦しめられた人々の自殺率に関する観察,③若年~中堅層の自殺増加傾向に関する課題抽出と若干の考察,④我が国における自殺予防教育の現状と課題,から構成されている.方法は,①の高齢自殺者と,③は青年期の自殺者を対象とするライフヒストリーの分析が行われ,②では,ハンセン病に苦しめられた人々の自殺率について,文献と資料に基づく統計的解析と療養所入所者の手記の分析が行われている.④では,我が国,アメリカ合衆国,トルコの自殺予防教育に関する文献的検討に加え,インタビューの分析が行われている.これらの研究の結果,異なる世代,文化,コミュニティにおける自殺の要因についての解析が行われ,効果的な自殺予防対策や自殺予防教育に関する示唆が得られた.

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