Radiation therapy for metastases from thyroid cancer

  • Karasawa Katsuyuki
    Department of Radiology, Tokyo Metropolitan Cancer and Infectious Diseases Center Komagome Hospital

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Other Title
  • 転移のある甲状腺癌に対する放射線療法
  • テンイ ノ アル コウジョウセン ガン ニ タイスル ホウシャセン リョウホウ

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Abstract

<p>分化型甲状腺癌はもともと甲状腺刺激ホルモンを低値に抑えることにより,進行を抑制させることができるため,一般的に予後が良好である。さらに放射性ヨウ素(I-131)を使用して,腫瘍細胞に取り込ませることによっても,寛解状態に持ち込むことも可能であるため,転移をきたしていても予後が他疾患に比べて長い。特に骨転移の治療に関しては,これまで用いられている30Gy/10分割に代表される緩和的放射線治療の線量では治療後の経過観察中に再発をきたしてくることが多い。そこで,当院では特に脊椎転移に対しては,椎弓切除時に術中照射を加えて,局所制御率を向上させることや,強度変調放射線治療の技術を使用して脊髄を巧妙に避けつつ,脊椎転移部分に一回高線量の照射を行う定位放射線治療をいち早く取り入れ,局所制御の向上が得られている。一方脊髄への線量は線量制約を満たしつつ治療が行われているため,重篤な有害事象はほとんど認められていない。</p>

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